○丹波市総合災害補償規程
平成16年11月1日
告示第130号
(目的)
第1条 この規程は、全国町村会総合賠償補償保険に加入するに伴い、丹波市(以下「市」という。)が設置する学校の管理下にある者又は主催する社会体育活動、社会文化活動、社会福祉活動、社会奉仕活動その他市が主催する活動及び行事等に参加中の者が身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合若しくは後遺障害(身体の一部を失い、又はその機能に重大な障害を永久に残した状態をいう。以下同じ。)を生じた場合又は傷害により入通院した場合の補償について定める。
(補償する対象)
第2条 市は、自己が設置する学校の管理下にある者又は自己が主催する社会体育活動、社会文化活動、社会福祉活動、社会奉仕活動その他の活動及び行事等に参加中(所定の集合から解散まで及び参加者の通常の経路往復中を含む。ただし、所定の集合・解散場所が市の備える資料により確定しており、かつ、行事等に参加する目的をもって住居を出発する前に、市の備える被保険者名簿においてその氏名が記載されていることを要件とする。)の者が急激かつ偶然な外来の事故(以下「事故」という。)に起因して身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合若しくは後遺障害を生じた場合又は入通院した場合、当該参加者(以下「被災者」という。)又はその者の相続人に対し、この規程に従い補償を行う。
2 前項の傷害には、身体外部から有毒ガス又は有毒物質を偶然かつ一時に吸入、吸収又は摂取したときに急激に生ずる中毒症状(継続的に吸入、吸収又は摂取した結果生ずる中毒症状を除く。)を含む。ただし、細菌性中毒は含まない。(学校管理下にある者はこの限りでない。)
(補償基準と補償金額)
第3条 市は、別表に定める給付額を補償金として被災者又はその相続人に支払うものとする。ただし、学校管理下にある児童又は生徒については、入通院補償給付金の対象とならない。
(補償金を支払わない場合)
第4条 市は、直接であると間接であるとを問わず、次に掲げる事由により、被災者が身体に傷害を被り、その直接の結果として死亡した場合若しくは後遺障害を生じた場合又は入通院した場合においては、補償金を支払わないものとする。
(1) 被災者の故意又は重大な過失
(2) この規程に基づき、死亡給付金を受け取るべき者の故意又は重大な過失。ただし、その者が死亡給付金の一部の受取人である場合は、他の者が受け取るべき金額については、この限りでない。
(3) 被災者の自殺行為又は犯罪行為又は闘争行為(当該被災者の被った傷害に限る。)
(4) 被災者の脳疾患、疾病又は心神喪失(当該被災者の被った傷害に限る。)
(5) 被災者の妊娠、出産、早産又は流産
(6) 被災者に対する外科的手術その他の医療処置。ただし、外科的手術その他の医療処置によって生じた傷害が給付金を支払うべき傷害の治療によるものである場合は、この限りでない。
(7) 大気汚染、水質汚濁等の環境汚染。ただし、環境汚染の発生が不測かつ突発的事故による場合は、この限りでない。
(8) 戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変若しくは暴動(群集又は多数の者の集団の行動によって、全国又は一部の地区において著しく平穏が害され、治安維持上重大な事態と認められる状態をいう。)又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に起因して生じた事故
(9) 地震、噴火若しくは津波又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に起因して生じた事故
(10) 核燃料物質(使用済燃料を含む。以下同じ。)若しくは核燃料によって汚染された物(原子核分裂生成物を含む。)の放射性、爆発性その他の有毒な特性若しくはこれらの特性による事故又はこれらに随伴して生じた事故若しくはこれらに伴う秩序の混乱に起因して生じた事故
(11) 前号以外の放射線照射又は放射能汚染
(12) スポーツを職業又は職務とする者が職業上又は職務上行うスポーツ活動中に被った事故
(13) 被災者が法令によって定められた運転資格(運転する地における法令によるものをいう。)を持たないで、又は道路交通法(昭和35年法律第105号)第65条第1項に定める酒気を帯びた状態で自動車又は原動機付自転車を運転している間の事故
2 前項各号に掲げるもののほか、頸部症候群又は腰痛等で医学的他覚所見のないものに対しては、補償金を支払わない。
(適用除外)
第5条 この規程は、次の各号のいずれかに該当する者には、適用しない。
(1) 市の業務に従事中の市の使用人(市が市の公務遂行のため委嘱した者で、公務災害補償又はこれに準ずる補償を受ける者を含む。)
(2) 運動競技を行うことを目的として組織されたアマチュアのスポーツ団体で高等学校、高等専門学校、大学(短期大学を含む。)若しくは専門職大学(短期大学を含む。)の生徒若しくは学生又は官公署、会社等の社会人により構成された体育部、競技部若しくは運動クラブ等の団体管理下のスポーツ活動に参加中の当該団体の構成員
(準用規定)
第6条 この規程に定めのない事項については、「全国町村会総合賠償補償保険契約および災害補償保険契約特約書」、「災害補償保険普通保険約款」、「スポーツ災害補償特約」、「学校管理下災害補償特約」、「施設災害補償特約」、「入院医療補償保険金および通院医療補償保険金の支払に関する特約」及び「死亡補償保険金、後遺障害補償のみの支払特約」の規定を準用する。
附則
(施行期日)
1 この規程は、平成16年11月1日から施行する。
(経過措置)
2 この規程の施行の日の前日までに、合併前の氷上町総合災害補償規程(昭和59年氷上町訓令甲第7号)又は山南町町村総合災害補償規則(昭和59年山南町規則第4号)の規定により補償を受けた、又は受けるべきであった者に係る補償については、なお従前のとおりとする。
附則(平成18年3月31日告示第230号)
この規程は、平成18年4月1日から施行する。
附則(平成20年3月5日告示第127号)
(施行期日)
1 この規程は、平成20年6月1日から施行する。
(経過措置)
2 この規程の施行の日(以下「施行日」という。)の前日までに発生した事故に起因する災害(施行日前に発生した事故により施行日以後に後遺障害の状態となり、又は死亡した場合を含む。)に係る補償については、なお従前の例による。
附則(令和2年6月22日告示第628号)
この規程は、公布の日から施行する。
別表(第3条関係)
区分 | 給付額 | |
死亡給付金 | 200万円 | |
後遺障害給付金 | 災害補償保険普通保険約款の定めにより 8万円~200万円 | |
医療補償給付金 | 入院日数1日以上5日まで 1万円 | 通院日数6日以上15日まで 1万円 |
入院日数6日以上15日まで 3万円 | 通院日数16日以上30日まで 3万円 | |
入院日数16日以上30日まで 6万円 | 通院日数31日以上60日まで 4万5,000円 | |
入院日数31日以上60日まで 9万円 | 通院日数61日以上 6万円 | |
入院日数61日以上90日まで 12万円 | ||
入院日数91日以上 15万円 |