○丹波市知的障害者相談員設置要綱
平成24年3月16日
告示第146号
(趣旨)
第1条 この要綱は、知的障害者相談員(以下「相談員」という。)を設置することに関し必要な事項を定めるものとする。
(委嘱)
第2条 相談員は、次に掲げる要件を具備する者のうちから、適当と認めらるものについて、市長がこれを委嘱する。
(1) 人格及び識見が高く、社会的信望があること。
(2) 知的障害者の福祉の増進に熱意を有し、奉仕的に活動ができること。
(3) 地域の実情に精通している者であること。
(4) 知的障害者の保護者であること。
(業務)
第3条 相談員は、次の各号に掲げる業務を行うものとする。
(1) 知的障害者の家庭における養育、生活等に関する相談に応じ、必要な指導・助言(福祉事務所、知的障害者更生相談所及び児童相談所が行う専門的な相談指導を除く。)を行うこと。
(2) 知的障害者の施設入所、就学、就職等に関し、関係機関へ連絡すること。
(3) 知的障害者に対する援護思想の普及に努めること。
(4) 前3号に附帯する業務を行うこと。
(関係機関との連携)
第4条 相談員は、その業務を行うに当たり、相談支援事業所、民生委員等の関係機関と緊密な連携を保たなければならない。
(障害者相談員証の交付)
第5条 市長は、相談員に対し、知的障害者相談員証を交付するものとする。
2 相談員は、業務を行うに当たり常に知的障害者相談員証を携行しなければならない。
(相談事項の記録及び報告)
第6条 相談員は常にケース記録及び業務日誌を整備し、相談経過を明らかにするとともにその状況をとりまとめ、4月分から9月分を10月に、10月分から翌年3月分までを同年4月に市長へ報告するものとする。
(委嘱期間)
第7条 相談員の委嘱期間は2年とする。ただし、補欠の相談員の委嘱期間は前任者の残任期間とする。
(委嘱の解除)
第8条 市長は、相談員が次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、当該相談員の委嘱を解除することができる。
(1) 業務の遂行に支障があり、又はこれに堪えない場合
(2) 業務を怠り又は業務上の義務に違反した場合
(3) 相談員たるにふさわしくない非行のあった場合
(個人情報の保護)
第9条 相談員は、常に人権尊重の視点をもって業務の遂行に当たり、業務上知り得た障害者又はその家族等の個人情報を他に漏らしてはならない。委嘱期間が終了した後も、同様とする。
(その他)
第10条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、市長が別に定める。
附則
この要綱は、平成24年4月1日から施行する。