平成30年度 市民との意見交換会を開催しました
市民のみなさんの声を市議会へ
議会では、議会改革の項目のひとつに「広報広聴機能の充実」を掲げ、市民のみなさんの声を市政や政策提案に生かしたいと活動しています。
広聴機能に重点をおくため、名称も「議会報告会」から「市民との意見交換会」に改め、今年も5月14日から19日にかけて市内6カ所で実施しました。
ご意見に対する回答が市から届きました
市民のみなさんからいただいたご意見のうち、「市から回答を求める事項」の2点について回答が届きました。回答につきましては、議員全員で共有するとともに、丹波市議会だより「たんばりんぐ」およびホームページで、市民のみなさんにお知らせします。
1 補助金の不正受給の件について
今回の市議会百条委員会の調査の対象となった市補助金の不正受給については、私の就任前に発生した事案であることから自らの処分を見送ったところですが、行政の連続性から現市長である私が責任をもって原因を究明し、解決しなければならないことであると認識しております。
したがいまして、規則、要綱に示された書類を十分に確認せず、検査を怠ったことが不正を犯す機会を与えてしまった事実を重く受け止め、補助金事務の適正かつ的確な執行に最大限の努力を傾注してまいります。
今回の不正に対する再発防止策については、「補助金交付規則の改正」、 「補助金交付要綱の見直し」、「補助事業事務処理要領の作成」等により対応していくこととしております。その防止策の中で、一連の事務手続きについては一定程度の厳しさもやむを得ないと考えますが、すべての補助金に厳しい基準を適用することにより、補助金の利用し易さが失われ硬直化することも懸念されるため、補助金等交付に関する統一的な基準を定める一方で、個別の定めが必要な場合は個別の対応を行うべく慎重に検討してまいります。
2 合併処理浄化槽について
平成30年度につきましては、1基当たり1万円の補助金について、予算計上しております。また、平成30年度丹波市浄化槽管理組合通常総会において、計画通り組合費の増額の決定をしていただいており、1基当たり1万円の補助金の執行を予定しております。丹波市全域の適正な水質保全の観点からも引き続き予算確保に努めたいと考えています。
いただいたご意見を市に提出しました
6月定例会終了後、「市から回答を求める事項」と「市へ報告すべき事項」をとりまとめ、太田喜一郎議長と前川豊市副議長から谷口市長へ文書で提出しました。内容については以下のとおりで、(1)(2)の2点については、文書で回答を求めました。回答については、10月号の議会だより「たんばりんぐ」及び市議会ホームページに掲載する予定です。
丹波市議会「市民との意見交換会」における市行政に対する意見等について
平成30年5月14日から同月19日にかけて市内6ヶ所で開催いたしました丹波市議会市民との意見交換会において、市民から出されました市行政に対する意見、要望等のうち、特に重要と考えられるものについて、丹波市議会報告会実施要綱(平成23年丹波市議会訓令第10号)第10条第3項に基づき下記のとおり報告いたします。
なお、下記事項について7月27日(金曜日)までに文書にて回答くださいますようお願いいたします。
回答を求めるもの以外に伝達すべき意見等の一覧表を添付しておりますのでご活用いただきたい。
市民からの市行政に対する意見で回答を求めるもの
(1)補助金の不正受給の件について
議会百条委員会の調査の中で、市は人員不足等を理由とした釈明をし、副市長及び観光担当職員に処分を行っているが、最高責任者である市長や他部署の管理職にも責任があるのではないか。
また、今回の問題発覚以降、補助金申請の審査が必要以上に厳しくなり、申請を躊躇することにもつながるおそれがある。今後、市として補助金制度全体の在り方や審査方法をどのようにしていくのか。
(2)合併処理浄化槽について
旧町時の施策として合併処理浄化槽にしている地域について、合併協定書の協定項目には「浄化槽推進地域については、管理組合を組織するなど、組合の維持管理に対し公的支援を行う。」と記載されていることから現在の1戸につき1万円の補助金を引き続き確保願いたい。
学校統合や防犯灯設置などに関するご意見は委員会で引き続き調査します
市民のみなさんからは、高齢化が進む中での自治会・自治協議会運営に関する課題や地域づくり、また、新病院と跡地活用、学校統合と子育て支援、さらには新庁舎建設など、338のご意見をいただきました。
特に新庁舎の建設については、賛成の意見もありますが、さまざまな行政課題を抱える現況下で多額の建設費による今後の財政面を危惧する声や、それぞれの地域の活性化にも目を向けてほしいといった意見も多く見られました。
開催後、班長会において所管の委員会ごとに意見を分け、6月定例会中の委員会で、市へ文書で報告し回答を求めるもの、委員会で継続調査するもの、市へ伝達するものなどに分類し、定例会最終日に市長へ文書を提出しました。
なお、学校統合や防犯灯の設置などに関するご意見については、担当の常任委員会で継続して調査します。
市へ伝達するもの [PDFファイル/320KB]
常任委員会として調査を進める必要があるもの [PDFファイル/207KB]
市民との意見交換会 意見一覧 [PDFファイル/525KB]
参加者数(年度別) [PDFファイル/63KB]
アンケート結果 [PDFファイル/1.38MB]
アンケート結果(自由記入欄) [PDFファイル/302KB]
市民が参画できる開かれた議会へ
市政についてみなさんのご意見を直接お聴きするため、市内6か所で『市民との意見交換会』を開催します。3月定例会での審議内容や市補助金の不正受給に係る調査特別委員会の調査結果などについて報告した後、グループに分かれての意見交換会(ワークショップ)を実施します。お住まいの地域に限らずどの会場でもご参加いただけます。一人でも多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
※今年度から「議会報告会」の名称を「市民との意見交換会」に変更しました。
日程と会場
5月14日(月曜日) 青垣地域 (青垣住民センター)
5月15日(火曜日) 春日地域 (ハートフルかすが)・市島地域 (ライフピアいちじま)
5月16日(水曜日) 柏原地域 (新井ふれあいセンター)
5月18日(金曜日) 山南地域 (小川地域づくりセンター)
5月19日(土曜日) 氷上地域 (沼貫交流館)
※時間はいずれも午後7時30分~午後9時30分
内容
1 議会からの報告と質疑応答
3月定例会の審議概要や市補助金の不正受給に係る調査特別委員会調査報告 など
2 小グループに分かれての意見交換会(ワークショップ)
班編成
班・担当地域 | 議 員 名 |
1班 (青垣・市島) | (班長)吉積 毅 (副班長)近藤 憲生、大嶋 恵子、小橋 昭彦 |
奥村 正行、前川 豊市、西本 嘉宏 | |
2班 (柏原・春日) | (班長)林 時彦 (副班長)大西ひろ美、谷水 雄一、山名 隆衛 |
太田 一誠、垣内、廣明 | |
3班 | (班長)藤原 悟 (副班長)西脇 秀隆、渡辺 秀幸、小川 庄策 |
広田まゆみ、須原 弥生 |