【開催中の展覧会】丹波市制20周年・作品受贈記念 丹波の南画家 安田家三代の系譜

更新日:2024年12月06日

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この展覧会は、丹波市制20周年記念・作品受贈記念として丹波の南画家 安田家三代の系譜と題し行われます。ぜひご覧ください。

安田家三代の系譜チラシ表安田家三代の系譜チラシ裏

「丹波の南画家 安田家三代の系譜」展 チラシ(PDFファイル:1.6MB)

 

安田栗郷初冬之丹波路

安田栗郷《初冬之丹波路》紙本墨画淡彩 掛軸 当館蔵

会期

会期:令和7年1月18日(土曜日)~3月16日(日曜日)

休館日:月曜日​

注意)月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館【2月24日(月・祝)は開館し、2月25日(火曜日)は休館】

 

注意)会期中に一部展示入れ替えがあります。

前期展示:令和7年1月18日(土曜日)~2月16日(日曜日)

後期展示:令和7年2月18日(火曜日)~3月16日(日曜日)

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料

丹波市制20周年記念・作品受贈記念

丹波の南画家 安田家三代の系譜 観覧料

  通常料金 団体料金(20名以上)
一般 310円

260円

大学・高校生 210円

150円

小・中学生

100円  50円

ココロンカード利用可、小学生未満は無料

身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳または障害者手帳アプリ等のご提示でご本人を含む2名様まで半額。

 

展覧会要旨

 「南画」とは、主に中国絵画の影響を受けて江戸時代の日本で成立した絵画様式です。中国の高官が余技的に描いた文人画や、中国の江南地方の温暖な風景を描写した南宗画を起源としています。柔らかい描線や軽やかな色彩による描写や、形似(写実性)より写意(制作意図や表現)を重んじる制作態度が特徴です。
 中国の古典的な文人画には、世俗を離れた仙境が理想郷と見なされる伝統があります。霧深い山間に位置する丹波地域はこのような仙境に通じる要素があり、南画家たちの絵画の主題となるほか、多くの南画家を輩出しています。
 丹波市出身の南画家を代表する一派が、安田家です。
 安田家丹波市氷上町賀茂出身の南画家・安田鴨波(こうは)は明治南画壇の中心的存在であった田能村直入に師事し、「直入門下七哲」の一人と称されていました。その長男・安田栗郷(りっきょう)は幼少期より父・鴨波から書画や漢詩文を学びました。栗郷は南画の神髄を求めて、「雲𤇆社(うんえんしゃ)」を結成し、発起人として活躍しました。栗郷の長男である安田虚心(きょしん)も「雲𤇆社」の結成に参加し、特別同人として運営に携わりました。安田家は鴨波、栗郷、虚心の三代が特に著名ですが、他にも安田半畊(はんこう)や安田雲林(うんりん)などの南画家を輩出しています。
 虚心は生前、安田家ゆかりの作品を多く収集、所蔵してきました。本年度、これら安田家ゆかりの南画作品210点をご遺族から丹波市に寄贈いただきました。この作品受贈を記念して、安田鴨波・栗郷・虚心三代を中心に、安田一族が長年にわたり表現の高みを追い続けた作品の数々を紹介します。

会期中のイベント

開幕記念イベント

1   オープニングセレモニー(テープカット)

  • 日時:1月18日(土曜日)午後1時30分~
  • 会場:植野記念美術館 2階 エントランスホール

2   開幕記念講演会「安田家三代の南画を楽しむ」

  • 日時:1月18日(土曜日)午後1時50分~3時
  • 講師:村田隆志氏(大阪国際大学 国際教養学部 国際観光学科 教授)
  • 会場:植野記念美術館 2階 研修室
  • 定員:50名(要予約 電話0795-82-5945または申込フォーム)
  • 参加費:無料(別途観覧料が必要)
講演会申込フォーム

https://logoform.jp/form/bwxv/637429

南画ワークショップ

内容

墨を使って南画のモチーフを描く体験をするワークショップです。

  • 日時:1月26日(日曜日)
     午前の部:午前10時30分~午後0時30分
     午後の部:午後1時30~3時30分

     注意)午前の部、午後の部ともに同内容
     
  • 講師:陳允陸氏(墨彩画家 日本国際芸術交流センター理事長)
    会場:植野記念美術館 2階 研修室
    定員:各回15名(要予約 電話または申込フォーム 小学3年生以下は保護者同伴)
    参加費:無料(別途観覧料が必要)
ワークショップ申込フォーム

https://logoform.jp/form/bwxv/637428

担当学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:2月8日(土曜日)​3月8日(土曜日)各日午後2時~2時30分
  • 会場:植野記念美術館 3・4階 展示室
  • 定員:10名程度(予約不要)
  • 参加費:無料(別途観覧料が必要)

うえびのファミリープログラム

1 うえびひよこつあー

内容

「美術館ってどんなところ?」まずは一歩、足を踏み入れてみましょう。スタッフが付き添います。

  • 日時:2月2日(日曜日)、3月7日(日曜日)
    各日 午前10時~11時(午前9時50分より受付)
  • 会場:植野記念美術館 2階 喫茶室 及び 3・4階 展示室
  • 対象:0~6才の未就学児とその保護者
  • 定員:5組(要予約 電話0795-82-5945)
  • 参加費:無料(別途観覧料が必要)
うえびひよこつあー申込フォーム

https://logoform.jp/form/bwxv/558596

2) うえびファミリーDAY なぞときクエスト

内容

家族での美術館デビューを応援!美術館にひそむ”なぞ”をといて、すてきな記念品をもらおう!
小学生以下のお子様には「うえびシールラリー」セットをプレゼントします。ご来館の皆さんには、お子様連れのご家族が多い日であることをご理解、ご協力お願いします。

  • 日時:2月9日(日曜日)2月16日(日曜日)・3月2日(日曜日)・3月9日(日曜日)
    各日 午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
  • 会場:植野記念美術館
  • 参加費:無料(別途観覧料が必要)

会期中の2階ギャラリーでの展示・イベント

シルクロードの西と東 1日限りのイタリアンDAY

 ―観て、聴いて、描いて―

  • 開催日:2月11日(火曜日・祝日)
  • 会場:植野記念美術館 2階 研修室
  • 参加費:無料(ただし「安田家三代の系譜」展の観覧には別途観覧料が必要)
  • 企画監修:中川真貴氏(西洋美術史研究家)、ロベルタ・フィオリーニ氏
  • 後援:Centro Culturale Firenze- Europa “Mario Conti”(フィレンツェ・ヨーロッパ「マリオ・コンティ」文化協会)、Museo Ugo Guidi(ウーゴ・グイディ美術館)、Forte dei Marmi(トスカーナ州フォルテ デイ マルミ市)
  1. イタリア人作家6名による作品展
    時間:午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
     
  2. イタリア人作家との交流コーナー
    時間:午後2時~午後3時
    出演:シモネッタ・フォンターニ氏、ウィリー・ポンティン氏、ジュセッペ・アレジアーニ氏、ロベルタ・フィオリーニ氏
     
  3. コーラス「歌声は世界を繋ぐ〜ソプラノ独唱とソプラノデュエット&コーラス演奏」
  •  時間:午後3時15分~4時
  • 企画:足立さつき氏(ソプラノ歌手)
  • 出演:コーロ・ディ・マッジョ、コーロ・マーモ、足立さつき氏、松田佳美氏(ソプラノ)
  • 定員:50名程度(予約不要、当日先着順)

丹波アートコンペティション 第5回展 新人賞受賞者作品展

  • 会期:2月18日(火曜日)~2月23日(日曜日)
    午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
  • 会場:植野記念美術館 2階 研修室
  • 観覧料:無料(ただし「安田家三代の系譜」展の観覧には別途観覧料が必要)
  • 主催:丹波市、丹波アートコンペティション実行委員会

丹波アートコンペティション ホームページ

丹波市ゆかりの美術作家たち 第6回UEBI ART展

里知純・佳孝 兄弟展

  • 会期:3月4日(火曜日)~3月16日(日曜日)
    午前10時~午後5時(最終入館 午後4時30分)
  • 会場:植野記念美術館 2階 研修室
  • 観覧料:無料(ただし「安田家三代の系譜」展の観覧には別途観覧料が必要)

この記事に関するお問い合わせ先

植野記念美術館
〒669-3603 兵庫県丹波市氷上町西中615番地4
電話番号:0795-82-5945

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