令和3年度 講座の様子
「青垣・山垣自然観察会」の様子
4月10日(土曜日)青垣いきものふれあいの里から山垣地区を植物観察をしながら散策しました。野草ではイカリソウ、ホトケノザ、ヤマルリソウ、ムラサキケマン、タチツボスミレ、キュウリグサ、ムラサキサギゴケ、ウマノアシガタなど、樹木では各種サクラを始めクロモジ、ミツマタ、コバノガマズミ、ウリカエデなど日ごろ見慣れていても名前や説明を聞くと「アッ、そうか」と名前や特徴の確認が出来ました。25名の参加者には幼児も多く、晴天にも恵まれてとても有意義な観察会となりました。
「梅雨の自然観察会」の様子
7月3日(土曜日)「梅雨の青垣で陸貝を探そう」とはじめての試みで県立人と自然の博物館研究員の鈴木武先生を講師に陸貝の観察会を開催しました。
3年前、ここ丹波市青垣町山垣で九州などに自生する陸貝コハクオナジマイマイが確認されたこともあり青垣いきものふれあいの里から遠阪川に向かって山垣地区を散策しました。
3年前とは違った場所でコハクオナジマイマイを確認することができ、他にはオオケマイマイ、アツブタマイマイ、オトメマイマイ、ウスカワマイマイを観察しました。
また、先生が飼育されているナミマイマイ、セトウチマイマイ、クチベニマイマイなど見せていただきながら楽しくお話を聞きました。
「河原探検」の様子
7月24日(土曜日)炎天下の中、多くのみなさんに参加していただいて「河原探検」を開催しました。県立人と自然の博物館主任研究員の三橋弘宗先生の指導で魚や水生昆虫の取り方を教えていただいたり、採取した水生生物について詳しくお話を聞きました。
オヤニラミ、スナヤツメ、アカザ、カジカ、ムギツクなどの淡水魚やキイロカワカゲロウ、フタツメカワゲラ、モンキマメゲンゴロウ、ニンギョウトビケラや各トンボの幼虫など水生昆虫も合わせて約36種確認することが出来ました。
「夏の星座観察会」の様子
8月7日(土曜日)19時から夏の星座観察会を開催しました。コロナ感染症対策をした上で星座観察しました。天候にも恵まれ夏の大三角をはじめ、さそり座、いて座が良く見えました。それぞれの星座について講師のお話を聞きました。天体望遠鏡を使って土星の輪もはっきりと観察することができました。夏の夜の感動のひとときでした。
「むしとりペナントレース」の様子
8月21日(土曜日)青垣いきものふれあいの里のフィールドで「むしとりペナントレース」を開催しました。講師の先生より虫の捕り方を教わりフィールドで昆虫採集を楽しみました。捕まえた昆虫は仲間ごとに分けてそれぞれの昆虫について詳しくお話を聞きました。
「あおがき鳴く虫の観察会」の様子
9月25日(土曜日)午後6時30分より秋の鳴く虫の観察をしました。静かに耳を澄ませて虫の鳴き声を聴く観察です。虫によって鳴き方が違うので聞き分けを講師先生より教わりました。そのうち小学生の参加も多かったので虫を捕まえて昆虫の特徴や鳴き方のお話をしていただきました。
「シダ植物観察会」の様子
10月2日(土曜日)に丹波市氷上町石生でシダ植物の観察会を行いました。人と自然の博物館研究員の鈴木武先生に教わりながら水分れ公園周辺と城山を散策しました。約40種のシダ植物を観察することができました。最後には氷上町横田の稲刈りあとで兵庫県レッドリストCランクのヒメミズワラビを観察しました。
ヒメミズワラビ
「ミニ門松づくり」の様子
12月25日(土曜日)に午前と午後、12名づつの参加で「ミニ門松づくり」を開催しました。孟宗竹に松竹梅を生けます。そしてクマザサ、南天、千両、十両のヤブコウジを飾り付けました。水引も各自で結びます。縁起物ですから右が金、左が銀になるよう工夫して結びました。立派なミニ門松が完成。良いお正月が迎えられそうです。
「つるのかご作り講習会」の様子
2月13日(日曜日)「つるのかご作り講習会」を開催しました。青垣いきものふれあいの里友の会花かごサークルのメンバーの指導でクズのつるを使ってかごを編みました。用意していたつるが太く、しっかりしていたので初心者の方にはちょっと手ごわかったかもしれませんが皆さん立派なかごが出来上がりました。出来上がったかごを手に「玄関に飾る」とか「植木鉢を入れたい」「ドジョウのビクに」など楽しく使い方を話しながら講習会を閉じました。
「早春の花観察会」の様子
2月26日(土曜日)「早春の花観察会」と題して早春の植物の観察会を開催しました。今年は思っていた以上に雪が多く予定していたキンポウゲ科の植物の開花が遅くて見ることができませんでした。そんな中、セツブンソウが見ごろだったりザゼンソウが開花していたので観察することができました。参加者の皆さんからは晴天に恵まれ、講師の先生の説明を聞きながら青垣いきものふれあいの里周辺の山すそを散策できたこと、春を体感できたことなど感動と喜びの声をいただきました。