丹波市道路整備計画を見直しました
はじめに
丹波市道路整備計画は、平成28年度から令和7年度の10カ年を計画期間として平成28年3月に策定しました。整備計画にある20路線のうち、県立丹波医療センター周辺を通る特19号線のほか15路線で事業を実施し、5路線が完了。令和2年度末に前期計画期間が終了するにあたり、計画の見直しを行いました。
道路整備計画の計画期間
前期:平成28年度~令和2年度 後期:令和3年度~令和7年度

見直しの背景にあるもの~国の社会インフラ整備の方向性は整備から維持管理へ~
こうした市の道路整備は、国庫交付金や合併特例債を主な財源として事業を進めています。しかし、交付金事業をめぐる道路や橋梁をはじめとした社会インフラ整備の方向性として、国は長寿命化に資する補修を含めた維持管理対策にシフトする傾向にあり、近年は国への要望額に対する採択率が3割程度に低迷するなど厳しい状況が続いています。
また、丹波市発足以降、国庫交付金と合わせて合併特例債も活用してきましたが、発行期限が間近に迫り発行枠に限りがあるため、今後は活用が見込めない状況となっています。
このように、当初計画策定時と比較して社会情勢は大きく変化し、計画の推進に不可欠な財源確保が今後より一層厳しくなることが想定されることから、道路整備計画を見直すこととなりました。
見直しによる変更点
今回の見直しにより、すでに着工し計画期間内に完了予定としていた市内8路線の拡幅・歩道整備については、令和7年度の計画期間終了後も事業を継続して実施することとなりました。
また、未着手の5路線については、財源確保の関係から実施時期が未定となりました。
1「前期完了予定」から「計画期間終了後も事業を継続」に変更するもの
- 特19号線道路拡幅事業
- 特9号線道路拡幅事業
- 青垣中央線歩道整備事業
2「後期完了予定」から「計画期間終了後も事業を継続」に変更するもの
- 特17号線道路拡幅事業
- 小和田平野線道路拡幅事業
- 上田喜多線道路拡幅事業
- 新病院アクセス道路拡幅事業
3「後期着工予定」から「実施時期未定」となるもの
- 南多田第12号線道路拡幅事業
- 南多田第21号線道路拡幅事業
- 特6号線道路拡幅事業
- 佐治小和田線橋梁拡幅事業
- 旧国道175号線歩道整備事業
4「後期着手予定」から「前期着手」に変更するもの
谷川農免線歩道整備事業…山南統合中学校整備箇所のみ着手

丹波市道路整備計画プログラム(変更後) (PDFファイル: 130.4KB)
丹波市道路整備計画事業実施予定箇所

更新日:2024年03月19日