新型コロナウイルスを防ぐには
新型コロナウイルス感染症とは
コロナウイルスは、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存すると言われています。
症状としては、発熱・喉の痛み・鼻水・咳・全身のだるさなどが現れますが、ほとんどの方は2~4日で軽くなります。しかし、特にご高齢の方や、持病のある方などは重症化することがあるので注意が必要です。
また、後遺症として疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下などが見られることがあると言われています。
新型コロナウイルス感染症の感染経路
新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。また、換気が不十分であったり、混雑した室内では、感染が拡大するリスクがあることが知られています。
また、ウイルスが付いたものに触った後、手を洗わずに、目や鼻、口を触ることにより感染することもあります。
飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
日常生活での注意点
まずは手洗いが大切です。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんで手を洗いましょう。手洗いは、たとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効ですし、石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。
また、季節を問わず換気が重要です。窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。
関連資料
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(厚生労働省のサイト)
新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について(厚生労働省のサイト)
重症化リスクの高い方や症状が強いなど受診を希望される方へ(医療機関受診方法の案内)(兵庫県のサイト)
新型コロナウイルス感染症に関する多言語情報
【厚労省(Ministry of Health, Labour and Welfare)ホームページ】多言語情報
この記事に関するお問い合わせ先
健康課 予防接種係
〒669-3464 兵庫県丹波市氷上町石生2059番地5
丹波市健康センターミルネ3階
電話番号:0795-88-5754
更新日:2024年03月19日