消防訓練を実施
令和7年9月8日
学内で火災が発生したと想定して、消防訓練を行いました。
消防署職員から以下の内容について3グループに分かれて、説明や指導を受けました。
- 救急車両の説明
- 負傷者の搬送方法を教わり、要救助者と救助する者になり実際体験
- 屋内に設置している消火栓ホースの格納場所や消火器の説明
(1グループ)
交通事故現場等では、様々な緊急場面が起こるため、事故車のドアが開かない場合にガラスを割るハンマーや、油漏れを処理する砂、特殊な担架などが搭載されていました。救急車両の中に入って積載機材の説明を受けました。
「LUCAS(ルーカス)胸骨圧迫システム」を搭載していて、それを背負ってみました。想像以上に重く現場では救命救急道具のカバンを持ち、更にストレッチャーを引っ張っていくことを聞いて、とても勉強になりました。
(2グループ)
負傷者を1人で搬送する方法と2人で搬送する方法、毛布などで搬送する方法の説明を受け、実際にやってみました。意識が無い場合は特に気を付けて身体を固定して行うことも教えてもらいました。
(3グループ)
消火器は初期消火が出来る場合に、
- 火元の近くで消火する。
- 火元の遠くから消火器の栓を抜かない。(液剤が無くなってしまうから)
- 壁や天井に火が燃え広がったら消火を諦めて避難する。
などの説明を受けました。また、火災の煙で迷ってしまわれる方が多いと聞き、
「お(さない)は(しらない)し(ゃべらない)も(どらない)ち」=お箸持ち
の合言葉を改めて覚えておこうと思いました。
可燃物+熱+酸素=燃えるので、3つの内の1つを断ち切る水や泡が出る消火器が必要だと改めて分かりました。
火災防止に対する意識が増し、将来の看護師としての心構えを学べた良い訓練となりました。
全員避難
列をなして階段を下りている
救急車両・積載資機材等

救急車両の中に入り、積載資機材等を見学している

LUCASを背負っている
LUCASを背負っている学生と、それを見ている学生たち
救急車両に積載している機材の説明を受けている

消防署職員から救急車両にストレッチャーを入れる操作の説明を受けている
負傷者の搬送要領
消防署職員が2人で負傷者を搬送する方法を説明している
1人が背後から負傷者の腕を固定し、もう1人は足首を持って2人で搬送しようとしている
消防署職員の説明を聞いて負傷者の下に毛布を敷き、毛布を丸めて持ち、4人で搬送しようとしている
毛布を用いて4人で負傷者を搬送しようとしている
消火器・消火栓
廊下に設置している消火栓ボックスの中に消火栓ホースがあることを確認している

消防署職員から消火器の説明を受けている学生たち
講評
消防署職員から講評を聞いている
更新日:2025年09月09日