消防訓練の実施
令和6年9月30日
学内で火災が発生したと想定して、消防訓練を行いました。
避難放送後、学生達は冷静に教室を出て、1年生と2年生は中央階段から、3年生は丹波医療センター側の階段から1階に下り、非常口から北側へ回り玄関前に避難しました。
その後、消防署職員から以下の内容について3グループに分かれて、説明や指導を受けました。
- 救急車両の説明
- 負傷者の搬送方法を教わり、要救助者と救助する者になり実際に行う
- 屋内に設置している消火栓ホースの格納場所や消火器の説明
に分かれました。
(1グループ)
交通事故現場等では、様々な緊急場面が起こるため、事故車のドアが開かない場合にガラスを割るハンマーや、油漏れを処理する砂、特殊な担架などが搭載されていました。体を動かしてはいけない状況の負傷者に対して担架が縦半分に分かれ、それぞれから身体の下に差し込んで固定していること等の説明を受けました。初めて目にする機材が多くとても勉強になりました。
(2グループ)
負傷者を一人で搬送する方法と二人で搬送する方法、毛布などで搬送する方法の説明を受け、実際にやってみました。意識が無い場合は特に気を付けて身体を固定して行うことも教えてもらいました。
(3グループ)
消火器は初期消火が出来る場合に、
- 火元の近くで消火する。
- 火元の遠くから消火器の栓を抜かない。(液剤が無くなってしまうから)
- 壁や天井に火が燃え広がったら消火を諦めて避難する。
などの説明を受けました。また、火災の煙で迷ってしまわれる方が多いと聞き、
「お(さない)は(しらない)し(ゃべらない)も(どらない)ち」=お箸持ち
の合言葉を改めて覚えておこうと思いました。
火災防止に対する意識が増し、将来の看護師としての心構えを学べた良い訓練となりました。
全員避難
列をなして階段を下りている学生たち
非常口から避難して、隣の健康センターミルネの建物との間を歩いている学生たち
玄関前に全員が避難し終わり、消防署職員の話を聞いている学生たち
救急車両・積載資機材等
救急車両に積載されている、空気で圧縮可能な担架を見せてもらっている学生たち
消防署職員に、救助者を載せる担架を2種類見せてもらっている学生たち
救急車両の中に入り、設備を見学している学生たち
空気を圧縮し固定できる担架の縁の硬さを確認している学生たち
消防署職員から救急車にストレッチャーを入れる操作の説明を受けている学生たち
負傷者の搬送要領
負傷者を消防署職員が一人で搬送する方法を説明し、それらを見ている学生たち
二人一組になって、背後から負傷者を搬送しようとしている学生たち
負傷者の腕を後ろから握って固定し、一人で搬送しようとしている学生たち
消防署職員が負傷者をかかえて運ぶ方法を見ている学生たち
二人一組になって、学んだ搬送方法を行っている学生たち
消火器・消火栓
廊下に設置している消火栓ボックスの中に消火栓ホースがあることを確認している
消火器の説明を受けている学生たち
講評
消防署職員から講評を聞いている学生たち
更新日:2024年10月01日