丹波市文化芸術推進基本計画が掲げる基本理念
丹波市文化芸術推進基本計画が掲げる基本理念
多様な文化芸術を活かした次世代の人づくり・まちづくり
丹波市文化芸術推進基本計画29ページより
基本理念について
上図は、本計画で掲げている基本理念を視覚的なイメージとして示したものになります。その詳細について、説明いたします。
本計画における「文化芸術」という言葉は、芸術・伝統芸能・文化財・歴史的な建物・街なみ、また、文化芸術を支える人や、基盤となる文化ホールなど、非常に幅広い意味で使っております。身近にある(今ある・今している)文化芸術のイメージを中央の緑色の丸で表現しています。
この多様な文化芸術を活かしていく主体として、「市民」「団体」「行政」があり、文化芸術を活かしていくため2つの方向性を示しています。それが、左側に示している「人づくり」に活かしていく方向と、右側に示している「まちづくり」に活かしていく方向です。
まず、左側の人づくりや心豊かなくらしに活かしていくことについて、3つの基本目標があります。
- 1つ目は、市民の皆さんが文化芸術に親しみ、心を癒し、「豊かな感性」を育む等、暮らしの中で活かしていくということ。
- 2つ目は、文化芸術活動そのものを楽しみ、また、「後継者の育成」等に活かしていくということ。
- 3つ目は、文化芸術を活かし、将来を担う子どもたちの「郷土への愛着」「創造力」を育むということです。
一方、右側は文化芸術を地域資源としてとらえ、まちづくりに活かしていくということです。文化芸術を「観光」「広域交流」、そして「街なみなどの景観」「産業」等、「まちづくり」や本市の「発展」そのものに活かしていくというもので、今後、この方向性が益々重要になります。
本市の身近な暮らしの中にある『今ある・今している』多様な文化芸術を活かしていくことで、人々の創造性を育み、表現力を高め、人々の心の繋がりや多様性を受け入れることができる、心豊かな社会を形成していきます。また、この文化芸術をさらに発展させ、次世代の人づくり・まちづくりへと引き継いでいくことを示しています
基本理念に基づく4つの基本目標
本計画の基本理念を実現するため、以下の4つの基本目標を掲げ、様々な施策を実施していきます。身近にある文化芸術(今あるものや、今していること)の充実を図り発信していくことで、文化芸術の魅力を次世代へと繋いでいきます。
人づくりの観点から
基本目標1(鑑賞者・体験者に関すること)
文化芸術の鑑賞・体験ができる機会の充実を図る
基本目標2(活動者に関すること)
文化芸術活動が活発に行える環境の整備を行う
基本目標3(子どもに関すること)
子どもたちが多様な文化芸術に触れる機会を増やす
まちづくりの観点から
基本目標4(活用に関すること)
観光・まちづくり等への有機的な連携を進める
施策実施事例(一部抜粋)
様々な施策を展開し推進することで文化芸術を身近に感じ、鑑賞や体験への「最初の一歩」を踏み出せるような取り組みを進めています。市民の皆さまが、気軽に文化芸術に触れることができ、文化芸術を通じて交流することで、文化芸術に対する関心や意識が高まるような活動を支援していきます。
更新日:2024年03月19日