守ろう!みんなの加古川線!!(JR加古川線特集ページ)
JR加古川線について

加古川線は、山陽本線加古川駅と福知山線谷川駅を結ぶ、長さ48.5キロメートルの重要な路線で、沿線には刃物、そろばん、播州織、播州毛針など伝統的な地場産業が集積しています。
加古川線内には4つの国鉄路線が接続していましたが、1980年の国鉄再建法施行を転機に、1984年に高砂線がバスに転換され、1985年に三木線が三木鉄道、北条線が北条鉄道に転換、1990年に鍛冶屋線がバスに転換されました。2005年には、沿線市町、兵庫県、JR西日本などが約65億円をかけて取り組んだ電化・高速化の工事が完成しました。
2022年4月 JR西日本は利用が少ない区間を発表し、加古川線の西脇市駅から谷川駅間がこの対象となっています。 このため、兵庫県・西脇市・丹波市・JR西日本をはじめ、関係者が協力し、様々な利用促進に取り組んでいます。
加古川線は、まちが元気であり続けるために、なくてはならない重要な交通インフラです。
JR西日本が赤字路線公表
令和4年4月、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、1日の輸送密度が2千人未満の線区の収支状況を公表しました。 輸送密度とは、旅客営業キロ1キロメートル当たりの1日平均旅客輸送人員のこと。その線区には、兵庫県内を走る加古川線、山陰線、姫新線、播但線の4路線6区間が含まれていました。これらの路線・区間のうち、加古川線(西脇市駅―谷川駅間/17・3キロメートル)は、最も低い輸送密度となっています。
利用促進・活性化に向けて
丹波市では、地域住民の日常生活や観光・交流による地域の活性化など人々の暮らしに欠くことのできない鉄路を維持するため、沿線の西脇市や兵庫県、JR西日本など関係団体と連携し、様々な利用促進策を進めています。
また、令和6年6月には、沿線住民が主体となって加古川線の維持・利用促進に向けた取組を行う組織として、西脇市の黒田庄まちづくり協議会、比延地区自治協議会と丹波市の久下自治振興会が連携し「JR加古川線(西脇市駅-谷川駅)維持・利用促進地域協議会」が発足しました。
加古川線は地域の公共交通ネットワークにおいて必要不可欠です。今後も加古川線の維持に向け、西脇市や兵庫県と一体となって対応を進めていきます。
丹波市の取り組み
JR加古川線の利用促進を図るため、
- 3人以上の団体で乗車する場合の市民への乗車券購入補助
- 市内のこども園や学校等で乗車する場合の乗車券を補助する制度
- JR加古川線の通学定期券購入費を助成
- JR加古川線の通勤定期券購入費を助成
これらの補助制度は、「JR加古川線維持・利用促進ワーキングチーム会議」での協議を経て実施する利用促進策のひとつで、西脇市にも同様の制度があります。
市民の皆様が加古川線を乗車するきっかけづくりとなって、加古川線に乗る習慣が増え、1人でも多くの方が「みんなで乗って守ろう」という機運が高まることを期待しています。

JR加古川線(西脇市駅~谷川駅間)を利用した旅行の鉄道運賃を補助します

市内の学校・こども園が行うJR加古川線(谷川駅~西脇市駅間)を利用した遠足や社会見学の鉄道運賃を助成します!

JR加古川線(谷川駅~西脇市駅間)の通学定期券購入助成制度について

JR加古川線(谷川駅~西脇市駅間)通勤定期券購入助成制度について

久下自治振興会の取り組み

久下村夜市の様子

久下村夜市の巨大迷路

谷川夜市の様子
久下自治振興会と丹波県民局が主催者となり、JR加古川線の利用促進とともに沿線の賑わい創出のため開催されました。
同線を利用しての来場を呼び掛けたこともあり、イベントの開始直前に久下村駅に到着した谷川駅発の一両編成車両は満員状態に。
加古川線リレーマルシェ
地域団体と県民局(北播磨県民局、丹波県民局)が連携して、加古川線の利用促進と駅周辺の賑わい創出を目的に、加古川線の駅周辺でマルシェ(飲食・物販・ステージ)をリレー展開しています。
- 第1弾 2023年8月22日 「久下村夜市」
- 第2弾 2023年12月22日 「谷川夜市」
- 第3弾 2024年2月25日 「黒田庄マルシェ」
- 第4弾 2024年8月22日 「久下村夜市」
- 第5弾 2024年11月3日 「比也野まつり」
- 第6弾 2025年3月7日 「久下村夜市」
比延自治協議会・黒田庄まちづくり協議会・久下自治振興会
それぞれの地域、3地域合同で今後もたくさんの催しを予定しています。
JR加古川線に乗ってお楽しみください!
加古川線全線開業100年記念特設サイト

加古川線(西脇市ー谷川間)全線開業100周年記念事業実行委員会特設サイト
加古川線の西脇市駅から谷川駅間については、大正13年(1924年)12月27日に開業し、現在の加古川線が全線開業となりました。
加古川線はこれまで 100年もの間この地を走り続けてきました。周りの風景は変わっていく中でも変わらずに同じ場所を走り、歴史とともにその役割を変えながら西脇市、丹波市の人々の暮らしや産業を支え続けてきてくれました。
現在でも学生などを中心に人々の移動を支えています。
“ありがとう、おめでとう加古川線全線開業100周年 これまでも、これからも”

詳細は画像をクリック(外部リンク)
残したいのには理由がある。

「無人駅の秘密基地」高見学さん 撮影地:JR久下村駅
JR加古川線。
なかでも、西脇市駅から谷川駅は、
ほとんどの駅が無人駅、電車も1時間に1本もない。
電車がなくても困らないという人もいるかも...。
それでも。
たとえ利用者は少なくても、使っている人にとっては
なくてはならない生活の移動手段、
地域を訪れるための大切な移動手段です。
その人たちの生活があるかぎり、
訪れてほしい地域があるかぎり、
加古川線は、やめられません。
もっと便利に、もっと愛される路線へ。
進め、みんなの想いをのせて。
進め、まちの希望と未来をのせて。

更新日:2025年04月01日