令和7年度 市民との意見交換会
意見に対する市からの回答
市民の皆さんからいただいたご意見のうち、「市行政に対する要望・提案等で特に重要なもので、市長に文書による回答を求めるもの」について市から回答が届きました。
回答につきましては、議員全員で共有するとともに、丹波市議会だより「たんばりんぐ」およびホームページで市民の皆さんにお知らせします。
河川愛護活動の自治会単価及び場所の認定の見直しについて
意見の内容
河川愛護で、川の掃除に出る人が少なくなった。底さらいをやめた。かや等が生えている。地元で伐採ができなくなっている。自治会の資金稼ぎでやるところが減っている。河川法面の草刈り1平方メートルあたり8円とは安すぎる。シルバー15円、業者はもっと高いと聞く。高齢化になって危ないこともあり、自走草刈り機はよいが、全然補助がない。 1平方メートルあたり10円位の補助額の増額を検討してほしい。
河川の草刈り。自治会単価とシルバー人材センター単価と比べ、自治会単価を見直すべき。各種経費が上がっている。また、河川の1級、2級ではなく、地域に寄り添った場所の認定を柔軟に考えてほしい。
市からの回答
日頃から河川環境整備事業にご理解ご協力を賜り、河川環境の保全とともに生活環境を保全するため自治会等が主体となった除草作業を実施頂くことにより、災害の未然防止にも繋がっております。
河川環境整備事業においては、令和5年度から作業負担軽減に向けて作業範囲の見直しの提案や、令和6年度には県管理河川の草刈については、年2回のうち1回は地元実施、1回は業者委託といった選択ができるよう見直しを行い実施しています。そのことで地元への負担軽減が図れていますが、一方で業者委託の希望が加速し経費が増加している現状です。
市の財政状況は基より、他の市町との状況を踏まえ、丹波市自治会長会と委託料単価の改定(増額)に向けて相談させて頂きますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
また、市では高齢化等による担い手不足が地域課題と認識し、青垣地域において「ラジコン式草刈機による地域の除草課題の解決に向けた実証実験」を実施しており、その検証結果を基に市全体で地域の環境及び景観の保全に向けた取組を推進できるよう努めます 。
団体観光客の受け入れ施設について
意見の内容
都市の交流で団体の食事処が少ない。丹波市に必要だ。道の駅おばあちゃんの里だけでは少ない。やすら樹は再開の方針が出ていないが、貴重な施設であり、再開できないか。
市からの回答
「都市の交流で団体の食事処が少なく、丹波市に必要だ。道の駅おばあちゃんの里だけでは少ない。」という意見ではありますが、公の施設で食事処を新たに増やすという考えはありません。民間事業者でチェーン店を展開するといったことがなければ、今以上の団体観光客への食事の提供は難しいのではないかと考えます。 民間も含めた現在ある施設の中で、食事時間の分散化を図るなど最大限受け入れられる方法等を検討します 。
デマンドタクシーの利用改善および接遇改善について
意見の内容
デマンドタクシーは、旧町域を越えて利用したい。施設によって降り場と乗り場が違い、混乱がある。苦情、改善点、意見を言うが、丹波市とオペレーター(商工会)、運営会社(タクシー会社)の3者でたらい回しのように感じる。利用者と接するのはタクシー会社であり、人によって言葉使い、接し方、気遣いに大きな差がある為、改善する必要があるのではないか。
市からの回答
デマンド(予約)型乗合タクシーは、JR及び路線バスは地域を超えた地域内での移動手段としての役割を担っており、このバランスにより公共交通機関を維持しております。利用者の皆様には、行き先によってこれら公共交通機関を有効に乗継頂きますようお願いします。また、デマンドタクシーの運行は、タクシー事業者との協定により、タクシー事業者の責により対応いただいておりますので、ドライバー接遇改善等について業者と共有いたします。
防犯灯のLED化等、更新時の自治会負担軽減について
意見の内容
防犯灯のLED化等、更新が同時期になります。管理が自治会になり、自治会の負担が増えると考えられるので、負担軽減を考えてほしい。
市からの回答
平成25年度から平成27年度においてLED化に向けた補助事業を行いました。LED灯に取り換えたことで、電気代や球替えなどの維持管理経費が削減され、自治会の経費負担は、蛍光灯式に比べると軽減されることから、当時補助事業を活用された自治会には、削減となった経費を今後の更新費用に充てていただくよう説明してまいりましたので、更新に係る補助制度を設けることは考えておりません。
災害時の指定避難所の定期点検について
意見の内容
芦田小学校が避難場所に指定されているが、電灯およびトイレが使用できない。丹波市として市内の避難場所の日ごろの管理はどう考えているのか。
市からの回答
民間事業者に貸与し利活用が図られている旧芦田小学校につきましては、民間事業者と締結している「市有財産使用貸借契約」及び「覚書」に基づき、民間事業者に維持管理を担っていただいていますが、避難所等の位置付けについて、施設管理者に再度、認識いただくよう周知するとともに、市としましても適切な維持管理に努めます。
原発から半径50キロメートル圏内としての対策について
意見の内容
原発への対策として、50キロメートル圏内の一部に入るが、対策はどのように考えているか。訓練、情報発信、準備が必要ではないか。
市からの回答
本市は、福井県の原子力発電所から50キロメートル圏内に一部が含まれますが、国が定める「緊急時防護措置を準備する区域(UPZ)」(原子力施設から概ね30キロメートル圏内)には該当していません。その上で、本市の対策は以下のとおりです。
(1)市民の避難について
兵庫県が実施したシミュレーションの結果、福井県の原子力発電所で大規模な事故が発生した場合でも、本市においては市民の皆さまが避難するほどの放射線量は想定されていません。そのため、本市地域防災計画では市民が避難する事態は想定していません 。
(2)防護措置
万が一、放射性物質の影響が及ぶ場合に備え、市民の皆さまの防護措置は「屋内退避」を基本としています 。状況に応じて、窓を閉めるなど気密性を高めた家屋やコンクリート建屋に退避していただくよう市から周知を行います。
(3)広域避難者の受け入れ
本市の市民が避難する想定はありませんが、福井県の原子力発電所事故で影響を受ける他府県からの避難者を受け入れる体制を整備しています 。具体的には、福井県若狭町から避難者を受け入れる計画となっており、市内の体育施設や住民センターなどを避難所として準備しています。
(4)情報提供
本市はUPZ圏外ではありますが、放射線の基礎知識や屋内退避の有効性など、災害時に市民の皆さまが冷静に適切な行動をとれるような情報の提供を行います。
議員とあなたの意見交換会
令和7年5月12日から16日までの期間に市内7会場で市民との意見交換会を開催しました。
延べ71名の方にご参加いただき、貴重なご意見をお伺いしました。
ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。
意見交換会でいただいたご意見等は各委員会で十分に協議した上で、今後の議会活動に活かしたり、市に伝えたりします。
令和7年度市民との意見交換会での意見等一覧 (PDFファイル: 443.8KB)
谷水雄一議長、須原弥生副議長から林時彦市長へ意見交換会での意見等一覧を提出しました。(令和7年7月1日)
議員とあなたの意見交換会を開催
議会では、議会改革の項目のひとつに「広報広聴機能の充実」を掲げ、市民のみなさんの声を市政や政策提案に活かしたいと活動しています。
一人でも多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
日時・場所
- 5月12日(月曜日) 午後7時~9時 氷上住民センター
- 5月13日(火曜日) 午後7時~9時 山南住民センター
- 5月14日(水曜日) 午前10時30分~午後0時30分 丹波市市民プラザ
- 5月14日(水曜日) 午後7時~9時 ライフピアいちじま
- 5月14日(水曜日) 午後7時~9時 柏原住民センター
- 5月15日(木曜日) 午後7時~9時 ハートフルかすが
- 5月16日(金曜日) 午後7時~9時 青垣住民センター
対象者
市内在住、在勤、在学の方または市内に拠点を置く団体
今回のテーマ
参加受付時に下記の中から希望するテーマをお申し出ください。
- A:地域づくり、教育
- B:防災・減災、観光・産業振興
- C:その他(市政全般)
申込方法
事前申し込み不要(途中退出可)
令和7年度市民との意見交換会チラシ (PDFファイル: 325.2KB)
参加費
無料
託児室・手話通訳者の配置を希望される方へ(市民プラザ会場のみ)
5月14日開催の市民プラザ会場のみ、託児室の設置と手話通訳者の配置を行います。
託児または手話通訳を希望される方は議会事務局まで事前にお申し込みください。
(費用は無料)
託児室・手話通訳者の配置の申込締切
令和7年5月7日(水曜日)正午
託児・手話通訳者の配置の申込先
丹波市議会事務局
- 電話:0795-82-1472
- ファックス:0795-82-1523
- メール:gikai@city.tamba.lg.jp
- 事務局窓口:月曜日~金曜日(祝日を除く)午前8時30分~午後5時15分
意見交換会の流れ
- 意見交換会(グループワーク)
各テーマのグループに分かれて市議会議員と意見交換していただきます。
付箋を使用したグループワークで進行します。 - グループ発表
グループで出た意見を全体会で発表します。
参加時の注意事項
主催者の広報活動、記録のために録音、撮影をさせていただきます。
また、広報紙に写真を掲載させていただく場合もございますので、あらかじめ
ご了承ください。
参加者による無断録音・撮影は固くお断りいたします。





更新日:2025年09月24日