気づいてほしい、性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)

更新日:2024年03月19日

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「アンコンシャス・バイアス」とは

 アンコンシャス・バイアスという言葉を聞いたことはありますか?
 アンコンシャス・バイアスとは、「無意識の思い込み」や、「無意識の偏見」などと訳され、自分自身は気付いていない「ものの見方や捉え方のゆがみ・偏り」のことです。自分では意識しづらく、ゆがみや偏りがあることを認識していないことが多いため、このように呼ばれているのです。

こんなことを思ったり、聞いたりしたことはありませんか

  • 男の子は強くないといけない、泣いてはいけない
  • 「女の子だから」とピンク色の服やスカートを勧める
  • 理系は男性というイメージがある
  • 保育士や看護師は女性の職業だと思う
  • 「親が単身赴任中」だと聞くと、父親を思い浮かべる
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)と聞くと、被害者は女性だと思う
  • 血液型で相手の性格を想像する
  • 「男のくせに」「女のくせに」と思ってしまう
  • 男性が受付やお茶出しをしていると違和感がある
  • 家事や育児を女性がするのは当たり前だと思う など

アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)は悪いこと?

 アンコンシャス・バイアスは、誰もが持っていて日常にあふれています。過去の経験や見たり聞いたりしたこと、育ってきた環境などの影響を受けて、自然に培われていくものであり、それ自体に良し悪しはありません。
 ただ、そこから生まれる言動や行動は相手を傷つけたり、キャリアや可能性を制限してしまうため、注意が必要です。

大切なこと

 アンコンシャス・バイアスをなくすことは難しいことです。しかし、自分自身の思い込みや偏見に気づき、正しい知識を身につけ、より多くの視点、より幅広い視野を持つことができるようになれば、より客観的で公平な判断ができるようになります。

性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消等に向けた普及啓発用動画

 男女共同参画局は、「性別による無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消等に向けた普及啓発用動画」を制作し、公開しています。
 アンコンシャス・バイアス、性別による無意識の思い込みを含んだシーンが流れますので、どのシーンがアンコンシャス・バイアスに該当するか一緒に考えながらご覧ください。

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〒669-3692 兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地
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