12月1日は世界エイズデー

更新日:2024年12月01日

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世界エイズデーとは

世界エイズデーは、世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。

12月1日は「世界エイズデー」(厚生労働省)

HIV/エイズとは

HIVは、エイズを引き起こすウイルスのことです。このHIVによって身体の免疫力が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできる病気(日和見感染症)を発症するのがエイズです。HIVは感染力が弱く、感染経路は、性的接触、血液感染、母子感染の3つに限られます。握手をしたり、日用品を共有したり、プールやお風呂に一緒に入ったりするといった、日常生活で感染する機会はありません。また、発症した場合でも、医療技術の進歩によってHIVの増殖を防いで感染症の進行を抑えることができるようになっています。

しかし、いまだにエイズ患者やHIV感染者への偏見や差別意識が残っています。この機会に、正しい知識を身につけ、エイズ患者やHIV感染者への理解を深めましょう。

HIV/エイズとは

「レッドリボン(赤いリボン)」は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。

この「レッドリボン」がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わりごろでした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにもエイズが広がり、エイズに倒れて死亡する人たちが増えていきました。そうした仲間たちに対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。

この運動はその考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見を持っていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。

このリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。

レッドリボン(赤いリボン)

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