令和5年度「丹の里 人権のつどい」を開催しました
「丹(まごころ)の里 人権のつどい」を開催しました!
令和5年12月10日(日曜日)春日文化ホールにて、「丹(まごころ)の里 人権のつどい」を開催しました。
丹波市では、「一人ひとりの人権が保障され、幸せに暮らせる社会の実現」を基本理念として、様々な人権施策を進めています。「丹(まごころ)の里 人権のつどい」もその一環として、関係機関と連携し、例年、人権週間である12月4日~10日の間に開催しています。
イベントの様子
プログラム1 中学生人権作文表彰・発表
第42回「全国中学生人権作文コンテスト」兵庫県大会丹波地域(丹波市・丹波篠山市)予選で、最優秀賞を受賞された3名に表彰を行い、作文を朗読していただきました。
中学生人権作文コンテストの受賞者は、こちらのページで紹介しています。作文についても全文掲載していますので、ぜひご覧ください。
プログラム2 人権活動事例発表
ベトナム出身で丹波市在住のブイ テイ トウ フウエンさんに、「私の穏やかな丹波暮らし」と題して発表していただきました。母国の民族衣装である華やかなアオザイを身に纏って、丹波市で暮らしてきた思い出を様々な写真と共に語っていただきました。
プログラム3 トーク&ライブ
FUNKISTボーカルの染谷 西郷さんをお招きしました。
染谷さんは南アフリカ人バレエダンサーの母と日本人フラメンコギタリストの父の間に生まれましたが、当時南アフリカでは異なる人種間での結婚が認められておらず、「ハーフは存在しない」とされていました。学校では「外人」といじめられ、自分は一体何人なのか、居場所はどこなのかずっと悩んでいたこと。THE BLUE HEARTSの「青空」という曲と出会い、音楽をはじめたこと。2010年に南アフリカで開催されたサッカーワールドカップでどうしても歌いたいという想いを諦められず、日本対デンマーク戦の4時間前にスタジアムの前でゲリラライブを行ったとき、地元の人も両チームのサポーターもみんなが集まって大合唱になった光景に、「たった1曲、たった5分で分かり合える。この光景がずっと見たかった。俺が何人でもいいや」と感じ、自分の中のアパルトヘイトがやっと終わったと感じたこと…
ご自身が体験してきたからこそ伝えられる力強いメッセージを、歌と言葉で届けてくださいました。
参加者の声(一部抜粋)
- 染谷西郷氏のトーク&ライブは最高でした。音楽は国境を越えて心を一つにするという自身の体験談を交え、会場内の心を一つにする巧みな話術で温かい心が会場一杯に広がっていた。中学生人権作文も素晴らしく、感動的な催しでした。
- 作文朗読、事例発表、トーク&ライブ、すべて素晴らしかった。毎年人権のつどいに参加していますが、今回も濃かったです。参加して良かったです。
- 実体験のトークでよかったです。中学生の作文もとても良かったです。有意義な時間をありがとうございました。
- 人権とは難しく思っていたが、“その人に寄り添う”ことだと知ることができました。中学生の朗読も勇気や練習を沢山されたと思います。よく分かりやすく伝えられていたのでとてもよかったです。
- 染谷さんのライブが心に染みました。世界中にいる居場所がなくて悲しんでいる子どもたちにFANKISTの声が届きますよう応援していきます!ありがとうございました。
- 子どもたちの生の声や事例等を直接聞くことができたのは大変良かった。自分自身を振り返る、考える一時になってよかったです。とてもステキなトーク&ライブで心が洗われた気がします。そして考えさせられました。
など、他にもたくさんのご意見・ご感想をいただきました。ありがとうございました。
更新日:2024年03月19日