丹波市森林づくりビジョンを改定しました

更新日:2024年09月04日

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丹波市森林づくりビジョンの改定について

丹波市は総面積の75%にあたる37,113 ヘクタールを森林が占めています。森林は、木を育てる以外にも、水資源の確保や土砂崩れの防止、生物多様性の保全、キャンプや森林浴、景観や学びの場など、さまざまな機能があります。さらには、二酸化炭素を吸収し地球環境を保全する「大切な資源」でもあります。

市では、森林が持つこれらの機能を高め、大切に育てられた森林を活用していくため、将来の森林のあるべき姿や管理の方向性を描いた「丹波市森林(もり)づくりビジョン」を平成24年9月に策定し、森林整備を進めてきました。

1.改定の目的

策定から10年余りが経過する中、日本各地で豪雨災害が多発し、丹波市も2度の大災害に見舞われました。その経験を踏まえて人々の防災意識は高まり、森林が持つ「山地災害を防ぐ機能」に対する注目も高まってきました。

また、カーボンニュートラルの実現に向け、令和6年度からは森林環境税を活用した取組が始まり、これまで以上に市が主体的に森林づくりに関わっていくことが求められています。

そのため市では、森林を取り巻く社会的背景の変化に対応した林業施策を展開するため、森林づくりビジョンを改定しました。

2.計画の期間

目指すべき森林の実現には長期的な視点での取組が必要となりますが、森林に係る情勢の変化に対応していくため、本ビジョンでは、計画期間を令和6年度(2024年度)から令和15年度(2033年度)の10年間とします。

その期間において、基本方針に基づく具体的施策の進捗状況を検証し、必要に応じて中間年である5年目に見直しを行います。

3.基本理念

森林の多面的機能を持続的なものとするため、地域とともに考え、 地域の特性を活かした安全で活力ある水源の森林づくりを進める

森林づくりビジョンでは、市民、森林所有者、林業事業体と行政が、将来の森林のあるべき姿を共有し、一体となって取り組むための基本理念を掲げています。

また、その実現に向けて、加古川と由良川の2つの源流域や森林にかかわる多様なプレーヤーなど、丹波市ならではの強みを生かした基本方針を定めています。さらに、基本方針に基づく様々な取組を「丹(まごころ)の森林(もり)づくり」として共有しつつ、市民と林業関係者、行政が一体となって事業を進めていきます。

4.推進体制

本ビジョンを推進していくにあたっては、森林づくり協議会による施策展開の検討に併せて、森林・林業関係者や森林に関わる市民の声をより積極的に集め、連携強化と参画の輪を広げていく必要があります。そのために、関連事業者や市民を巻き込み、協働と連携により森林づくりを推進していきます。
なお、これまで以上に加古川・由良川流域の地域を意識した連携強化により関係人口を増やし、ビジョンの実現性を高めます。

5.ビジョンの全文

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農林振興課 林業振興係
〒669-4192 兵庫県丹波市春日町黒井811番地
電話番号:0795-88-5029

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