令和8年度活動報告(うえびひよこつあー)
うえびひよこつあー びじゅつかんにいってみよう!
vol.38令和8年8月1日(土曜日)8月25日(火曜日)
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クリスマスを表現したジオラマ作品。赤ちゃんもじっと見つめています。
箱に隠れたティミーを発見!うれしい気持ちに笑顔がこぼれます。
地層のジオラマは、こどもたちの目の高さにあり、色んな物が埋まっています。たくさんの発見があり、夢中で見つめていました。
くだものボックス発見!展示室の奥の方にありました。カードを入れてミッションクリア!
壁の「目地」が気になる。そっと指でなぞってみます。こどもたちの興味関心は様々な方向に広がっています。
展示を見た後、お友だちを待っている間にスタッフと遊んだよ。笑顔がうれしいな。
参加者より
・土の中に化石や宝物など色んなものを見つけるのが楽しそうでした。台を使わなくても丁度子どもの目の高さだったので、一番興味を持っていたように思います。
・ひつじのショーンがショーンたちの日常がテーマなので自分の身近にあるものがたくさんミニチュアになっていて「これなにー?」と言ったり、知っているものは「にんじんだー」とかたくさん話をしてくれました。
・くだものお届けやさんの箱を見つけた時が喜んでいました。
・子どもへのサポートもたくさんして頂いて、親もゆっくりと見ることができました。踏み台も毎回抱っこをしなくてもよかったので助かりました。
・一度子どもと平時に美術館を訪れましたが、子どもが少しぐずついていたりして、周りの方にもご迷惑かと思い早めに切り上げて帰ったことがありました。今回は子どもと一緒に参加できるイベントということで、気兼ねなく見て回ることができました。子どもは楽しめたのか分かりませんが、時々指を指したりして興味を持っているようでした。
おわりに
参加者から「一度親子で美術館を訪れたが、こどもがぐずったので周りに迷惑だと思い、早めに切り上げ帰ったことがあった」とお聞きしました。もう一度、同じ美術館に親子でお越しいただいたことに、とても感謝しています。
小さなお子さんと一緒のお出かけは、予想外のこともあるかと思います。また美術館の環境もその時その時変化しているので「今日はうまくいかなかった」そんな日もあるでしょう。
お客様のご来館が残念な気持ちで終わらないように、親子で気兼ねなく来館できる機会としてうえびのファミリープログラムを展開していきますので、これからも親子でうえびにお越しくださいね。初めての方もリピーターの方も、ご参加ありがとうございました。
vol.37令和8年6月20日(土曜日)

踏み台を使って作品をみよう。寝転んで本を読む男の人の絵を見て「パパみたい」と男の子。家族で笑顔になりました。
ワンピースの女性が描かれた作品をみて「ママ」と男の子。お家でママに見せてあげよう。パパが作品と一緒に写真を撮ってくれました。
大きな人物画が並ぶ展示室。入るのが「ちょっとこわい」と女の子。気持ちが変わるのをゆっくり待ちます。
床にあるカラフルな色紙と小さなイラストを見つけたよ。実は絵しりとりになっているんです。
お楽しみアイテム「くだものお届け屋さん」。カードあそびを楽しみながら展示室で過ごします。
はじまりのお部屋に帰ってきました。お楽しみアイテムのカードを見てみよう。奥田善巳展に関するイラストや文字が書いてありました。
参加者より
・自由に感じてとらえられる作品に、息子の発想がおもしろく、そんな風に見るんだなあと新たな気づきをいただきました。
・床のしりとりカードを教えてもらって楽しんでいました。
・展示が難しかったかな…。果物のカード楽しそうに入れていました。
・サポートの方が一緒に、まわってもらえたのでストレスなく観れました。
・いつもはフルーツを回収するのに、今日は動物さんたちに「くだものを配ってあげる」だったので、動物さんのほしいくだものをさがしていれたり、動物さんのBOXをさがしたりとても楽しそうでした。展示はあまり見ず、そっちを楽しんでいました。
おわりに
今回は初参加のご家族が3組ありました。慣れない場所、大きな絵が飾ってあるだけの薄暗い展示室に「帰ろうよ~」そんな声が聞こえました。そんな中でもこどもは周りを見ているのですね。お友だちがどんどん展示室に入っていく様子、なにやら楽しそうな声、ふと作品に目を向けた時、お母さんが声をかけます。「なにをしているところかな?」男の子は「寝転んでスマホ見てる。パパみたい。」と答えました。作品と親子の距離がぐっと近づいた瞬間でした。
奥田善巳展は絵画作品が整然と並ぶ、とてもシンプルな展示室が多く、こどもたちのために少しあそびを忍ばせました。そのひとつが床に貼られた絵しりとりです。あそびながらぐるっと展示室を一周できます。
あそびのアイテムが楽しいと、お子さんの興味が作品にあまり向かないことがあります。それで良いのがひよこつあーです。まずは美術館という場所を「来て・見て・知って」もらう。親子が不安なく過ごせ、初めての体験や小さな発見を一緒に喜べる。うえびのファミリープログラムが、そんなはじめの一歩のきっかけになればと思っています。
vol.36令和8年4月19日(日曜日)

崖の中腹に建てられたお堂に驚いたり、降り積もった雪に気が付いたり。男の子は作品を見て発見したことをお母さんに話しています。
きりりとした広目天さまのお顔がこわい。女の子はお母さんに抱っこされて「こわいこわい」と言いながら作品を見ていました。
仏様の手のひらの形を真似してみよう。よく見るととても繊細な形をしています。
寝ころんで見てみよう。作品に囲まれて寝転ぶとどんな気分でしょう?作品はどんな風に見えるでしょう?
寝ころんで作品を見上げると、何だか立体的に見える気がする。いや見えないよ、見えるよ、そんな会話が楽しい親子鑑賞タイムです。
お絵描きタイム。展示室を巡った後は、折り紙やお絵描きなどを楽しみました。
参加者より
・仏様のお顔をとても恐がって、展示室にあまり入りたがらずでしたが、抱っこで一緒に「こわめっこ」(tupera tuperaの絵本)をしながら観ることができました。
・「これなんてかいてあるの?」と今日も興味津々でした。雪が積もっている写真を見て「雪積もってる。きれい。」と言いました。お寺の写真を見て「行ったことある!」と言って楽しんでいました。
・思った以上に仏像の迫力ある写真に、3歳の子も小3の子も興味深く観覧させていただきました。千手観音の手の写真、寝ながら見た大日如来の写真を特に楽しんでいました。
(ひよこつあーは対象年齢を過ぎたご兄弟も一緒に参加していただけます。内容は乳幼児向けになります。)
おわりに
仏様のお顔をこわがる女の子がいました。お母さんは、お家で読み聞かせている絵本の言葉を用いて、女の子のこわい気持ちを和らげておられました。女の子は全ての展示室をまわることができました。美術館に絵本という親子の日常をうまく混ぜ合わせて、親子ならではの鑑賞時間を過ごされていました。
美術館の展示室というのは、薄暗く静かな空間であることが多いです。その環境を「こわい」と感じるこどもたちはたくさんいます。しかしそのお部屋にお友だちや大人が入っていくのを見て、少しずつ足を踏み入れようとします。抱っこされたり、手をつないだりすると、安心感が増します。
「こわいこわい」と言いながらも作品を見ているこどもたちを見ると、「こわい」は単なる「恐怖」ではないように感じます。「こわい」気持ちのその先に、神秘的、厳粛、幽玄など作品が放つ本質を感じているようにみえるのです。いつかその気持ちを「こわい」ではない言葉で表現してくれる気がします。
美術館は良質の「こわい」を体験できる場所です。
ぜひ親子一緒にお越しくださいね。





更新日:2026年10月31日