うえびひよこつあー活動報告(令和8年度)

更新日:2026年04月30日

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うえびひよこつあー びじゅつかんにいってみよう!

vol.36令和8年4月19日(日曜日)

土門拳展でうえびひよこツアーを開催しました
小さな男の子がお母さんとお寺の建物の写真を見ています

崖の中腹に建てられたお堂に驚いたり、降り積もった雪に気が付いたり。男の子は作品を見て発見したことをお母さんに話しています。

小さな女の子がお母さんに抱っこされて神様の写真を見ています。

きりりとした広目天さまのお顔がこわい。女の子はお母さんに抱っこされて「こわいこわい」と言いながら作品を見ていました。

小さな男の子が仏様の手の平の写真を見て、自分の手でその形を真似しています

仏様の手のひらの形を真似してみよう。よく見るととても繊細な形をしています。

小さな男の子がお父さんと床に寝そべって壁の作品を見ています

寝ころんで見てみよう。作品に囲まれて寝転ぶとどんな気分でしょう?作品はどんな風に見えるでしょう?

小さな男の子と女の子がお母さんと一緒に寝転んで作品を見ています。

寝ころんで作品を見上げると、何だか立体的に見える気がする。いや見えないよ、見えるよ、そんな会話が楽しい親子鑑賞タイムです。

美術館職員が子どもと一緒に絵を描いてあそんでいます

お絵描きタイム。展示室を巡った後は、折り紙やお絵描きなどを楽しみました。

参加者より

・仏様のお顔をとても恐がって、展示室にあまり入りたがらずでしたが、抱っこで一緒に「こわめっこ」(tupera tuperaの絵本)をしながら観ることができました。

・「これなんてかいてあるの?」と今日も興味津々でした。雪が積もっている写真を見て「雪積もってる。きれい。」と言いました。お寺の写真を見て「行ったことある!」と言って楽しんでいました。

・思った以上に仏像の迫力ある写真に、3歳の子も小3の子も興味深く観覧させていただきました。千手観音の手の写真、寝ながら見た大日如来の写真を特に楽しんでいました。

(ひよこつあーは対象年齢を過ぎたご兄弟も一緒に参加していただけます。内容は乳幼児向けになります。)

おわりに

仏様のお顔をこわがる女の子がいました。お母さんは、お家で読み聞かせている絵本の言葉を用いて、女の子のこわい気持ちを和らげておられました。女の子は全ての展示室をまわることができました。美術館に絵本という親子の日常をうまく混ぜ合わせて、親子ならではの鑑賞時間を過ごされていました。

美術館の展示室というのは、薄暗く静かな空間であることが多いです。その環境を「こわい」と感じるこどもたちはたくさんいます。しかしそのお部屋にお友だちや大人が入っていくのを見て、少しずつ足を踏み入れようとします。抱っこされたり、手をつないだりすると、安心感が増します。

「こわいこわい」と言いながらも作品を見ているこどもたちを見ると、「こわい」は単なる「恐怖」ではないように感じます。「こわい」気持ちのその先に、神秘的、厳粛、幽玄など作品が放つ本質を感じているようにみえるのです。いつかその気持ちを「こわい」ではない言葉で表現してくれる気がします。

美術館は良質の「こわい」を体験できる場所です。

ぜひ親子一緒にお越しくださいね。

 

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植野記念美術館

〒669-3603

兵庫県丹波市氷上町西中615番地4

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