図書館がおすすめする【今月の推し本】2025年10月

一般書
傷の声
齋藤 塔子/著 (医学書院)

複雑性PTSDを持つ著者が、その短き人生を綴った自叙伝である。
過酷な家庭環境に育ち、「死にたい」気持ちを抱えながら歩んできた、ふり幅の大きな人生を描く。
「なぜ自分を傷つけるのか」という疑問に回答をくれる最高の教科書。
傷ついた人に必要なのは、権力や物理的な力で抑え込むことではなく、ケアであるべきではないかという気づきとヒントを医療従事者に与えてくれる。
児童書
海底11,000メートルのたんけん
カタプルト/企画・文 イーリス・オット/絵
藤倉 克則/監修 海洋研究開発機構/監修
ホフマン・ティアーナ優美/訳 (パイインターナショナル)

月は地球からすごく遠いのに、行ったことのある人が何人もいるけれど、海のいちばんふかいところにはほとんどだれも行ったことがない。
200メートルより深いところは「深海」とよばれていて、暗くて冷たい世界が広がっている。たんけんが大好きなユーリは潜水艦にのって海にもぐることにした!
いろいろな生き物に出会いながら、どんどん海の下へもぐっていくと・・・。
縦に開く絵本で、海の深さを感じながら、ユーリと一緒にたんけんにでかけてみませんか。





更新日:2025年10月10日