高座神社のフジキ
県指定文化財 (天然記念物) 平成5年3月26日指定
- 所在地 山南町谷川3557
- 所有者 高座神社
- 管理者 高座神社

高座神社の本殿は、国重要文化財で江戸時代の宝永2年(1705)に建てられた五間社流造の立派なものですが、境内にはそれ以外に県指定文化財もあります。それが県の天然記念物では唯一の樹種、フジキです。
あまりなじみのない木の名前ですが、小さな葉が藤の葉に似ているため名付けられたといわれています。別名・ヤマエンジュ。マメ科の植物で花は白く、その実は枝から豆のサヤがぶら下がるように実ります。
高座神社のフジキは、幹周り420センチメートル、樹高20メートルの巨木で、全国的にもフジキの巨木はあまり知られておらず、貴重な樹木となっています。
(丹波市広報2009年3月号掲載「まちを歩けば」より)
更新日:2024年03月19日