上新庄式三番叟

更新日:2024年03月19日

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市指定文化財 (無形民俗文化財) 昭和50年3月31日指定

  • 名称 上新庄式三番叟(かみしんじょうしきさんばそう)
  • 保持団体 上新庄式三番叟保存会
  • 奉納場所 丹波市氷上町上新庄 天満神社(舞堂)
上新庄式三番叟での演技者と裏方の写真
上新庄式三番叟での翁の写真

 上新庄の天満神社の氏子(上新庄のうち、本庄・茶屋・南郷の3小字)に伝承され、天満神社の例祭の宵宮と翌日の本祭の朝、同神社の舞堂で奉納される三番叟である。
 三番叟を踏む演技者は3名で、もとはいずれも長男に限った。千歳は小学校1年生~2年生、翁は青年が白面をつけて踏み、次に二番叟は中学生が演じ、途中で黒面をつけて黒式尉となる。
 裏方は「大謡」数名・「鼓」2名・「笛」数名でいずれも青年、「小謡」は小学校1年生~2年生の少年、「かげうち」は青年1名が舞台の横にて拍子木を打つ。
 順序は先ず千歳が侍烏帽子姿で演じ、ついで翁が白面をつけ、狩衣姿で踏み、ついで二番叟は少年が、かけ合いの後、同人が黒面をつけ鈴を持って黒式尉となって、三番叟となり、飛んだり、走って舞終わる。
 天満神社で三番叟がいつ頃から始まったかは不明で、経過も明らかではないが、古い伝統を持つ神事芸能として保持継続されている。

『氷上郡の文化財』氷上郡教育委員会 1989より

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