稲畑式三番叟
市指定文化財 (無形文化財) 昭和48年2月9日指定
- 名称 稲畑式三番叟(いなはたしきさんばそう)
- 保持団体 稲畑式三番叟保存会
- 奉納場所 丹波市氷上町稲畑 奴々伎神社(舞堂)


稲畑の奴々伎(ぬぬぎ)神社の例祭の宵宮に奉納される三番叟(さんばそう)で、いつ頃始まったかは明らかではない。現在は氏子である稲畑区全戸で保存会が組織され、毎年行われている。
千歳(せんざい)は小学校2年の少年、翁(おきな)は青年、三番叟(黒式尉=くろきじょう)は小学校6年生の少年が務める。裏方は鼓2人・笛2人・大謡2人をそれぞれ青年が務め、横で拍子をうつカゲウチも青年1人が務め、小謡も青年がする。
神事芸能で、翁は狩衣姿で白面をつけ、黒式尉は剣先烏帽子で黒面を着けて踏む。千歳は面をつけない。古い伝統芸能で、丹波に多いが県下では数少ないものである。
『氷上郡の文化財』氷上郡教育委員会 1989より
更新日:2024年03月19日