谷村新発意おどり

更新日:2024年03月19日

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市指定文化財 (無形民俗文化財) 昭和45年2月17日指定

  • 名称 谷村新発意おどり(たにむらしんぽちおどり)
  • 保持団体 谷村新発意おどり保存会
  • 奉納場所 丹波市氷上町新郷 伊尼神社
谷村新発意おどり(たにむらしんぽちおどり)を正面から写した写真
谷村新発意おどり(たにむらしんぽちおどり)を横から写した写真

 丹波市氷上町谷村字大森の元妙体権現神社に伝わる踊りである。
 総社伊尼(いちのみや)神社の例祭に奉納され、御輿渡御のお供をして、新郷・谷村の各お旅所でも踊る。道謡(みちうた)・屋敷おどり・具足おどり・車おどり・高田おどり等の種目があり、頭(かしら)1名踊り子十数名に、すげ笠袴姿の太鼓打ち3~4名、友禅の着物に手甲・袴のカンコ打ち数名、紋付袴の音頭取3名の役がある。
 踊りは、先頭の赤鉢巻の頭とその後に並んだ踊り子が、豆しぼりの鉢巻に、友禅の着物(最近は紫色の衣装もある)に襷をかけて、右手にうちわ、左手に杖の先にヒョウタンを付けたものを持って踊る。
 谷村でいつ頃から始まったかは明確にはわからないが、念仏踊りの変化した雨乞い踊りであったらしい。丹波地域特に、丹波市に数ヶ所伝えられているものの一つで、古い伝統と形式を持つ民俗芸能である。

『氷上郡の文化財』氷上郡教育委員会 1989より

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