柏原おどり

更新日:2024年03月19日

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市指定文化財(無形民俗文化財) 昭和53年10月18日指定

  • 名称 柏原おどり(かいばらおどり)
  • 保持団体 柏原おどり保存会
社の前で、揃いの和服を着た十数名の人々が、柏原おどりを踊っている写真

 元禄8年(1695年)大和国松山藩(奈良県・宇陀市)より転封し、柏原藩主となった織田信休は、正徳4年(1714年)に幕府の許可を得て、藩邸を造営することが出来た。その竣工を喜び祝って、藩士が領民と共に踊り明かしたのが「柏原おどり」の起源だと伝えられている。
 大太鼓一つで音頭取りの唄に合わせて踊ったものに、後世、尺八・三味線・笛の音が加わる。歌詞は「サア ヨオーホイ ヨオーホイ エッサッサーアエ ヨオホホーホー ヨーホイ 一本目には池の松~二本目には庭の松~三本目には下松~」と唄う「松づくし」の他、古く詠われたものに加えて、昭和初期に詩人野口雨情が柏原情緒に浸って詠んだもの「名さえ目出度い入り船山に アリャセ コリャセ 町のまもりの八幡宮 ノホイ~」などが新たに唄われている。踊り方も、昭和45年万国博覧会に出演したのを機に、古い伝統の中に新しい感覚を盛り込んで、多少改変している。

『氷上郡の文化財』氷上郡教育委員会 1989より

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