常瀧寺の大イチョウ
県指定文化財 (天然記念物) 平成14年4月9日指定
- 所在地 青垣町大名草
- 所有者 常瀧寺
- 管理者 常瀧寺

常瀧寺は、真言宗高野山多門院末で、法道仙人の開基といわれ、江戸時代の前期の天和年間に光覚阿闍梨が中興するまでの事情ははっきりしないが、「丹波志」によると、天正5年(1577年)の兵火にあうまでは、現在地より奥の山中にあって、塔もある大きな寺で、今の寺は四度目の移転といわれる。
その古寺跡に、大イチョウがある。目通り10メートル・高さ約30メートル、樹の枝から垂れ下がった10に近い枝は地中に根をおろし、通称チチの木といわれるとおり、コブ状の突起が垂れ下がって奇観を呈している。母乳の少ない人が、この木の皮を服用すると効果があるともいわれている。
更新日:2024年03月19日