熊野神社本殿及び拝殿
市指定文化財 (建造物) 昭和53年10月4日指定
- 所在地 青垣町遠阪1642
- 所有者 熊野神社
- 管理者 熊野神社

古くは、今の社より約2キロメートル奥の井尻谷にあったと伝えられるこの社は、「大多牟坂王」を祀り「多牟坂明神」が「遠坂明神」と称するようになり、近年まで、旧遠阪村をはじめ、神楽谷・柴村(朝来郡山東町)の氏神であった。
棟札によれば、その本殿は、長禄3年(1459年)建立とあり、一間に三間の三社造であったが天文2年(1533年)再建され、更に元和8年(1622年)屋根の葺替がなされたことが記されている。
社殿の形式は、流造で平入り切妻造の前面が長く伸び、階段を隠すいわゆる階隠しになっている。
更新日:2024年03月19日