南多田新発意おどり

更新日:2024年03月19日

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市指定文化財 (無形民俗文化財) 昭和53年10月18日指定

  • 名称 南多田新発意おどり(みなみただしんぽちおどり)
  • 保持団体 南多田新発意おどり保存会
  • 奉納場所 大歳神社
南多田新発意おどり(みなみただしんぽちおどり)の様子を写した写真
南多田新発意おどり(みなみただしんぽちおどり)を踊る人たちが衣装を着て横並びでポーズをとっている写真

 「新発意」や「新法師」は共に仏門に入って間もない法師の意であろうが、そうした人達が踊り伝えたのでこの名があるものと考えられる。
 室町時代の頃から、天下泰平・五穀豊穣を祈願して神社や寺に奉納したものであるが、後世、甚だしい旱魃にあい、農民の命がけの水乞いの時、旅の雲水からこの踊りを教えられ、以後、雨乞い踊りとなったともいわれている。
 当地でも、安土桃山時代より、明治時代に至るまで、雨乞い行事として行われて来た。

 最近では大正6年(1917年)の大旱魃に谷口音吉翁が保存に力を注ぎ、踊り復興の最盛期であった。当時は8月中、大歳神社の舞堂で夜間稽古を積んで、秋分の日に奉納し、その後も保存会をつくって今日に至っている。
 衣装は踊頭は僧衣大袈裟姿、太鼓・鞨鼓は袴姿、踊子は瓢箪杖と軍配を持って踊る。

 清水踊・御寺踊など8種類が伝えられており、16拍子・32拍子・42拍子などの拍子がある。

『氷上郡の文化財』氷上郡教育委員会 1989より

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