二間塚古墳

更新日:2024年03月19日

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県指定文化財(史跡) 昭和58年3月28日指定

  • 所在地  春日町多利2872
  • 所有者  多利区
  • 管理者  多利区
草に覆われた二間塚古墳と周囲の水田の写真

 竹田川流域にひらけた旧春日部村の、野上野塩ケ谷から小富士山麓の小多利柏野にかけて古墳が数多く点在している。ほとんどが円噴であるが、二間塚は小型ながら前方後円墳で、山麓部を走る県道市島線の道路わきにある。
 噴丘の全長は37メートル、後円部の直径22メートル、前方部の長さは15メートルある。形体はかなり改変されているが、濠をめぐらしていたと推定できる水田があって、形の整ったものである。
 その造成時期や、被葬者など不明だが5世紀後半から6世紀初頭のものと推定される。また噴丘に近い山麓には窯跡とみられる焼土層があり多数の土器が出土しており、石錘や石斧等も発見されていることからも、この一帯は古い時代からひらけた地域だったことを物語っている。

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