丹波布伝承館短期教室の開催
令和6年度丹波布短期教室を開催しました
9月19日から23日の5日間、丹波布短期教室を開催し、10人の参加者のみなさんに糸づくりの基礎から織りまでの一貫した手作業の技術講習を行いました。
5日間の短期教室を終え
「身のまわりの布が愛おしく思えてきた」
「布ができるまでの長い道のりを、指導や前準備のおかげで5日間で体験できた」
「染色以外のすべての工程を体験でき、めったにない経験ができた」
「いろいろな手仕事経験者の参加が多く、交流が楽しかった」
「長期教室にもチャレンジできそうな気持ちになれた」
「あこがれの布を知れて有意義だった。いつか一着と一帯を作ってみたい」
「丹波布ほど手紡ぎ手織りの良さがあらわれているものはないというくらい滋味深く、愛らしい織物だと思った」
「素朴でありながら人々を魅了する理由がわかったように思った」
などの感想を、参加者のみなさんからいただきました。
短期教室は、受付開始からすぐに募集枠が埋まってしまうほどの人気の教室です。毎年この時期に開催していますので、興味のある方は、ぜひ来年の募集を楽しみにお待ちください。
それでは、短期教室の様子を一部をご紹介します。
まずは指導員による丹波布の説明から短期教室がスタートしました。
使用する糸や道具の説明を聞いています。
味わい深い糸から丹波布が生まれます。
整経後、筬を使って着尺(又は帯)幅に織れる様に幅出しをします。
短期教室に合わせて、長期教室の内容をわかりやすく紹介するコーナーを専修生が準備し、長期教室2年間の課題作品を展示しました。
長期教室の内容を紙にまとめました。
長期教室では、丹波布の「紡ぐ」「染める」「織る」の全作業工程を2年間で習得し、技術の保存と後継者の育成を図っています。
丹波布短期教室募集終了のお知らせ
令和6年度の短期教室につきましては、受講生が定員に達しましたので募集を終了させていただきます。ありがとうございました。
丹波布短期教室受講生募集のお知らせ
綿打ちした綿で、じんき(綿の繊維を棒状 に巻いたもの)を作り、糸車でつむぎます。 たて糸巻きをして、整経(せいけい)し、ちきり巻きを 終えたら機(はた)に載せ、綜絖通し(そうこうとおし)、筬通し(おさとおし)の後、 機織り(はたおり)作業に入ります。糸づくりの基礎から織りまでの一貫した手作業の技術講習を行います。初心者の方も歓迎ですので、ぜひこの機会にお申し込みください。
申込期限:8月1日(木曜日)から31日(土曜日)まで
定員:10名(先着順)定員になり次第締切り
会場:丹波布伝承館(丹波市青垣町西芦田541-1道の駅あおがき内)
参加費:15,000円
持参品:糸きりハサミ・筆記用具
申込先:丹波布伝承館(0795-80-5100)午前10時から午後5時(火曜休館)
令和6年度丹波布短期教室開催のお知らせ(PDFファイル:321.5KB)
更新日:2024年08月07日