香害と化学物質過敏症について~ご理解とご協力をお願いします~
「香害(こうがい)」とは
「香害」とは、化粧品や香水、合成洗剤、柔軟仕上げ剤、芳香剤など、身近なものに含まれる合成香料(化学物質)のにおいによって、不快に感じたり健康への影響が生じることを言います。
近年は香りが残る「残香性(ざんこうせい)」の高い製品の普及により、このような「におい」による相談が全国の消費生活センターなどに多数寄せられています。この香害が原因となって、「化学物質過敏症」を発症する人もおられます。
「化学物質過敏症」とは
「化学物質過敏症」とは、洗剤、芳香剤、建材、排気ガスなどの、日常的に使用する製品に含まれる、通常では問題にならないようなごく少量の化学物質に過敏に反応し、頭痛、めまい、全身倦怠感、不眠、動悸、吐き気、皮膚炎など、健康に影響する様々な症状が発生するものです。
発症のメカニズムや病態についてはまだ解明されていない部分が多く、診断基準も確立されてはいませんが、誰もが発症する可能性があります。
皆様のご理解とご協力をお願いします
香りの強さの感じ方については個人差があります。自分にとって快適な香りでも、不快に思ったり体調が悪くなる方がいること、また、化学物質過敏症で悩んでいる方がおられることへのご理解と、できる範囲でのご協力をお願いいたします。
関連リンク
啓発ポスター「その香り、困っている人もいます」(消費者庁など) (PDFファイル: 1.2MB)
更新日:2025年09月10日