子宮頸がんワクチンの接種を考えている中高生の皆さんへ

更新日:2026年04月01日

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丹波市医師会 中川卯衣先生より

中川卯衣先生写真

中川卯衣先生

プロフィール

2003年富山大学卒業。現在は山南町の中川内科医院で0歳から100歳まで診るママさんドクターをしています。趣味は読書と文楽鑑賞。

診療のかたわら丹波新聞で医療や健康についてのコラム「ママちゃん先生の診察室から」を不定期連載中。また、丹波市教育委員として小中学生が健やかに成長するためのお手伝いをしています。

みなさんこんにちは。わたしは娘が2人いるママさんドクターです。長女は中1のとき話し合ってワクチンを接種しました。今回は、みなさんにもその話をしたいと思います。

子宮頸がんワクチンは、ヒトパピローマウイルスの感染を防いでくれるワクチンです。このウイルスは、子宮頸がん発症の主な原因となります。子宮頸がんは、日本人女性の20歳代30歳代がかかる癌の中で最も多い癌です。治っても不妊になったり、小さい子供を残して亡くなる人も多い悲しい病気です。

このワクチンは、子宮頸がんからあなたを守ってくれるワクチンなのです。(20歳をすぎたら検診もお忘れなく!)

みなさんの中には、昔聞いた健康被害を心配する人もいるかもしれません。その後10年以上研究と観察が続けられ、子宮頸がんワクチン特有の副反応はなく接種部位の痛み・腫れなどがほとんどであることから、効果が副反応を上回ると判断されました。ただ、極度の緊張で気分が悪くなる人もいるので、接種後15分間は院内で休憩してもらうことになっています。

このワクチンの最適時期は、あなたが初めて性交渉をする前です。性交渉後に接種しても効果がないわけではありませんが、その前がよいでしょう。そのため、このワクチンは小学6年生から高校1年生相当の女性が対象となっています。3回接種する必要があるので、定期接種の最終年度になる高校1年生の学生さんは遅くても今年の9月までには1回目をうけることを検討してください。

すでに接種したことのある友達に、話を聞いてみてください。もちろん、病院の先生にもっと詳しい話を聞くのもとてもいいと思います。その時、天気の悪い日は頭が痛いとか、よくおなかが痛くなるとか、生理痛がつらいとか、あなたの体の不都合があれば相談してみてください。ワクチンのことも、体調や薬との付き合い方についてもあなたが納得いくまで説明してくれると思いますよ。

定期接種対象年齢

小学校6年~高校1年生相当年齢の女子
(標準的な接種時期は中学1年生)

接種ワクチン・スケジュール

 子宮頸がんワクチンは、サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)、シルガード9(9価)の3種類のワクチンがありますが、令和8年度から定期接種に用いることができるワクチンはシルガード9のみとなりました。

 サーバリックス(2価)及びガーダシル(4価)で接種を開始し、全3回の接種が完了していない方が、令和8年4月1日以降に子宮頸がんワクチンを接種する場合は、シルガード9(9価)を接種することになります。

 異なる種類のワクチンを接種した場合の効果と安全性についてのデータは限られていますが、HPVワクチンの交互接種については、一定程度の効果と安全性が示されたデータがあります。詳しくは接種を担当する医師にご確認下さい。

 なお、サーバリックスまたはガーダシルの接種回数は3回ですが、シルガード9については1回目の接種開始年齢によって接種回数が異なりますのでご注意ください。(15歳未満で1回目を接種した場合は2回、15歳以上で接種開始した場合は3回)

 

シルガード9(9価)

1回目の接種開始年齢によって、接種回数が異なりますのでご注意ください。

1回目が小6から15歳未満(15歳の誕生日前日まで)の場合

2回接種

<標準的な接種スケジュール>
1回目 任意のタイミング
2回目 1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

15歳未満であっても、1回目または2回目において、すでにサーバリックス(2価)またはガーダシル(4価)を接種しており、交互接種となる場合には、シルガード9(9価)を含め接種回数は3回となります。シルガード9(9価)の接種方法にあわせて下さい。(1回目と2回目は最低1月以上の間隔を空けて、2回目と3回目は最低3月以上の間隔を空けて接種する。)

1回目が15歳以上(15歳の誕生日当日から)の場合

3回接種   ガーダシル(4価)と同じ接種回数 接種方法です

<標準的な接種スケジュール>
1回目 任意のタイミング
2回目 1回目の接種から2か月の間隔をおいて接種
3回目 1回目の接種から6か月の間隔をおいて接種

一般的な接種スケジュール

いずれの場合も、1年以内に接種を終えることが望ましい。

標準的な接種期間で接種できない場合について

標準的な接種間隔スケジュールで接種できない場合は、最短4ヵ月で接種することが可能です。
接種スケジュール等については、体調等を踏まえて無理のない範囲で、医療機関と相談してください。

【シルガード9(9価)の場合】
2回目 1回目から1か月以上
3回目 2回目の接種から3か月以上

注意:通常は15歳未満で1回目を接種すると2回で接種が完了しますが、1回目と2回目の間隔が5か月未満になった場合、3回の接種が必要となります。

副反応について

HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

主な副反応
頻度 シルガード9(9価)
50%以上 疼痛
10%~50%未満 腫脹、紅斑、頭痛
1~10%未満

浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、

発熱、疲労、内出血など

1%未満

嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、

出血、血種、倦怠感、硬結など

頻度不明 感覚鈍麻、失神、四肢痛など

 

市内実施医療機関

市外で接種を希望する方

丹波市から住民票を異動しておらず、在学の関係等で市外での接種を希望する場合は

事前申請の手続きが必要です。
申請方法等につきましては以下のページをご参照ください。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

健康課 予防接種係
〒669-3464 兵庫県丹波市氷上町石生2059番地5
丹波市健康センターミルネ3階
電話番号:0795-88-5754

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